2015-03-11

Windows Server 2012 R2イメージ

cloudbaseから Windows Server 2012 R2にKVM用イメージをダウンロード。 (windows_server_2012_r2_standard_eval_kvm_20140607.qcow2.gz)

gz圧縮を解凍してからOpenStack Dashboardでアップロードする。 (ファイルサイズが大きく、一部のアーカイバでは解凍できないため注意)

$ gnuzip windows_server_2012_r2_standard_eval_kvm_20140607.qcow2.gz

このイメージは180日間の評価用ライセンスとなっているため、使い続けるにはプロダクトキーが必要(後述)。

初期設定

ログイン

起動後、OpenStack Dashboardのインスタンスのコンソールを見ると、 Administratorのパスワードを変更するように言われている。

パスワードを短すぎたり単純すぎるとNGになる。(初期状態でパスワード複雑性の設定がONになっているため)

起動直後のストレージは、Cドライブの使用量 14.0GB

ネットワーク

DNSを変える。IPv6はオフにする。 これでインターネットに接続できるようになる。

ユーザ作成

まずパスワードポリシーを変えて制限を無くす。

  1. Control Panel > System and Security > Administrative ToolsからLocal Security Policyを起動。
  2. Account Policies > Password Policyを選択し、次の値を変更。
  3. Maximum password ageを0にする。
  4. Password must meet complexity requirementsをDisabledにする。

これでパスワードの制限がなくなる。 ここで、Administratorのパスワードを入力しやすいものに変えてしまう。

不要なアカウントAdminは削除。

個人ユーザを作成。管理者アカウントにする。 リモートデスクトップの接続可能ユーザに追加する。 これでリモートデスクトップで接続できるようになる。

言語設定

初期状態は英語になっているので日本語にする。

  1. Control Panel > Clock, Language, and Region > LanguageからAdd a languageをクリック
  2. 日本語を追加してリストの一番上に持ってくる。
  3. 日本語のoptionsをクリックし、”Windows display language”のチェックが終わるのを待つ。
  4. 終わったらDownload and install language packをクリック。
  5. インストールが終わったら、同じところからMake this the primary languageをクリック。
  6. 再ログオンすると日本語になっている。

システムロケールも英語になっていて一部のプログラムが文字化けするので、 コントロールパネル > 時計、言語、および地域 > 値域 > 管理 > システムロケールの変更 から変更する。

ping応答

初期状態ではWindows Firewallがpingを無視するようになっている。 これを応答するようにする。

  1. コントロール パネル > Windows ファイアウォール > 詳細設定 > 受信の規則を開く。
  2. 仮想マシンの監視 (エコー要求 - ICMPv4 受信)を有効にする。

壁紙を変える

初期状態ではcloudbaseの壁紙に固定されていて、変更しようとしても出来ない。 これを変更できるようにする。

  1. gpedit.mscを起動。
  2. ユーザーの構成 > 管理用テンプレート > デスクトップ > デスクトップ
  3. デスクトップの壁紙を未構成にする。
    (初期状態では、この値が有効になっておりcloudbaseの壁紙が指定されている)
  4. gpupdateコマンドを実行する。

評価版から製品版にアップグレード

Windows Server 2012 の評価バージョンとアップグレード オプション

Windows Server 2012 R2のプロダクトキーが必要。 standardエディションかdatacenterエディションにアップグレードできる。

現在のエディションの確認。評価版になっている。

> DISM /online /Get-CurrentEdition
Deployment Image Servicing and Management tool
Version: 6.3.9600.17031
Image Version: 6.3.9600.17031
Current edition is:
Current Edition : ServerStandardEval
The operation completed successfully.

エディション名の簡略形式であるエディション ID をメモしておきます。

とあるがメモするコマンドはこれではなく、次のコマンド。

> DISM /online /Get-TargetEditions
Deployment Image Servicing and Management tool
Version: 6.3.9600.17031
Image Version: 6.3.9600.17031
Editions that can be upgraded to:
Target Edition : ServerStandard
Target Edition : ServerDatacenter
The operation completed successfully.

Target Editionのいずれか(ServerStandard or ServerDatacenter)を/Set-Edition:に指定する。 次のコマンドを実行するとサーバが2回再起動し、standardエディション製品版にアップグレードされる。

> DISM /online /Set-Edition:ServerStandard /ProductKey:XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX /AcceptEula